平成26年4月25日,知財高裁研究会が開催され,相田義明弁理士による「米国の特許政策 -最近の動き-」と題する講演が行われました。
相田弁理士は,特許庁の審査官・審判官や,知財高裁の調査官等を歴任されており,我が国や米国を始めとする諸外国の特許法に関連する多くの著作を著しています。
今回の御講演では,1980年代から現在に至るまでの米国の特許政策の変遷や,近年成立・施行されたAIA(America Invents Act。アメリカ発明法)に基づく最新の状況,米国連邦最高裁に係属中の個々の特許関連事件の詳細等について説明がされました。質疑応答では,取り上げられた連邦最高裁に係属中の特許関連事件の内容や,新設された当事者レビューの実情等について,より踏み込んだ議論がされました。