平成28年8月30日,ザンクトガレン(St.Gallen)大学欧州・国際ビジネス法修士コース東京モジュール受講生等(世界9か国の社会人19名)が来庁しました。
一行は,中島基至判事から,知的財産高等裁判所における特許訴訟の特徴として,特許訴訟の専属管轄,大合議制度,書記官の役割,調査官制度及び専門委員制度,技術説明会の内容,侵害訴訟と審決取消訴訟との関係,知財高裁のウェブサイトによる情報発信の内容などの説明を受けました。これに対し,受講生からは,知財高裁の設立の時期及び経緯,特許訴訟における使用言語,事件当たりの調査官の選任数,上告事件数,当事者が外国法人である事件の割合などについて活発な質疑がされました。