ドイツ弁理士会代表団の来庁

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 平成25年10月30日,ドイツ弁理士会(Patentanwaltskammer)から,会長であるBrigitte Böhm博士を始めとする9人の代表団が知財高裁を訪問し,知財高裁及び東京地裁知財部との間で懇談会が開催されました。

 懇談会では,知財高裁の新谷貴昭裁判官が” Die gegenwärtige Situation vom Obergericht für Geistiges Eigentum”(知財高裁の現状)との演題で,知財高裁の設立に至る経緯や,知財高裁の組織,管轄,統計等について説明をし,東京地裁知財部の足立拓人裁判官が”Litigation Practices at Tokyo District Court”(東京地裁における訴訟実務)との演題で,裁判所の構成や職員,特許無効判断の構造や審理の要領,統計等について説明をしました。また,ドイツ弁理士会からは,Brigitte Böhm博士が,” The Role of Patent Attorneys in the Process of Patent Litigation in Germany”(ドイツの特許訴訟における弁理士の役割)との演題で,ドイツ弁理士の職務範囲,教育・研修制度,訴訟手続の過程における関与の形態,欧州統一特許裁判所での役割の見通し等について説明をしました。その後,日本側,ドイツ側双方から,それぞれの裁判制度や特許制度について質疑応答がありました。

写真:懇談会の様子

写真:演説の様子

写真:集合写真