平成30年2月2日,知財高裁研究会が開催され,知財高裁第3部の間明宏充判事による講演が行われました。
間明判事は,平成28年2月から平成29年9月まで,JICA「ビジネス環境改善のための知的財産権保護・法的整合性向上プロジェクト」の長期専門家としてインドネシア最高裁判所に派遣され,同国の裁判官らと共に,知的財産関係訴訟の改善に向けた様々な活動を行いました。
今回の講演では,間明判事から,上記プロジェクトの概要やインドネシアにおける知的財産権保護の実情についての説明がされました。質疑応答では,同国で知財事件を担当する裁判官が専門性を獲得するための諸制度などについての質問がされ,知財分野における法整備支援の重要性に対する参加者の関心の高さがうかがわれました。