知的財産権関係事件担当専門委員実務研究会の開催

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 平成21年12月7日,知的財産権関係事件を担当する専門委員74名と知財高裁,東京地裁知財部及び大阪地裁知財部の裁判官のうち29名が参加して,知的財産権関係事件担当専門委員実務研究会が知財高裁において開催されました。

 本年度は,専門委員のうち化学及び電気・情報通信の分野の専門委員を対象とし,分野別のケース研究も化学分野のケースと電気・情報通信分野のケースを題材にして行われました。

 第1部では,知財高裁塚原所長のあいさつに引き続き,2名の専門委員による「専門委員としての事件関与のあり方」について,経験談を交えた講演を行いました。

 第2部では,参加者は,電気・情報通信分野のケース「レーダ」と,化学分野のケース「任意の側縁箇所から横裂き容易なエアセルラー緩衝シート」に分かれて,ケース研究を行いました。ケース研究では,少人数のグループで,各分野の事案を題材にして,専門委員としての具体的な関与の仕方等について活発な協議が行われました。

 最後に,全体会において,各分野を代表して2名の専門委員が報告を行い,研究会を終了しました。

写真:講演の様子その1

写真:講演の様子その2