知財高裁研究会の開催

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 平成25年5月10日,知財高裁研究会が開催され,ドイツ連邦共和国弁護士のディルク シュスラー=ランゲハイネ博士による「ドイツにおける最近の特許権侵害訴訟の状況」と題する講演が行われました。

 講演は,ドイツにおける特許訴訟の最新の情報を幅広く網羅する内容で,「ドイツでの特許訴訟の欧州における重要性」として,欧州各国の裁判所の中でドイツの裁判所が提訴国として選択される割合が高いこと,「ドイツにおける特許権侵害訴訟の流れ」として,ドイツの特許権侵害訴訟の進行についての基本的事項,「仮処分手続と査察手続の実務的な役割」として,仮処分手続や査察手続が特許権侵害発見時にどのように使用されるかについての解説がされ,さらに,「差止請求と競争法違反の抗弁」として,特許権による差止請求と競争法違反の抗弁についての最新の議論状況,「均等論に関する最近の判例」として,均等論や包袋禁反言についての近年の裁判例の紹介がされました。

写真:講演の様子その1

写真:講演の様子その2

写真:講演の様子その3