知財高裁研究会の開催

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 平成26年2月7日,知財高裁研究会が開催され,大阪大学大学院高等司法研究科教授の茶園成樹氏による「いわゆる悪意の出願と商標法4条1項7号-欧州商標法との比較を通じて」と題する講演が行われました。

 茶園教授は,知的財産権に関わる数多くの論文を発表されており,最近のものとしては,L&T(2013.10)に掲載された「外国におけるノックダウン生産のための部品の供給と特許権侵害」と題する論文などがあり,また,著作としては,「特許法」(有斐閣,2013発行),「意匠法」(有斐閣,2012発行)などがあります。

 今回の御講演では,商標法4条1項7号の公序良俗を害するおそれがある商標に関わる論点を取り上げられ,最近の知財高裁の裁判例等の分析・検討結果について,欧州商標法との比較を通じてお話を頂きました。さらに,熱心な質疑応答が行われ,近時の裁判例の動向や今後の判断のあり方について,活発な議論が交わされました。

写真:講演の様子その1

写真:講演の様子その2