知財高裁研究会の開催(講師 飯村敏明知的財産高等裁判所所長「知的財産権訴訟の現状と将来-法律とどう向き合うか,社会の変化とどう向き合うか」)

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 平成26年6月6日,知財高裁研究会が開催され,飯村敏明知的財産高等裁判所所長(平成26年6月14日定年退官)による「知的財産権訴訟の現状と将来-法律とどう向き合うか,社会の変化とどう向き合うか」と題する講演が行われました。

 飯村所長は,昭和49年に判事補として任官し,以来,東京地裁民事第29部(知財部)部総括判事,知的財産高等裁判所第3部部総括判事を務めるなど長年にわたり知的財産権訴訟を中心に裁判実務を担当し,平成24年3月からは,当裁判所の所長を務めました。在官中,数々の重要な事件の判決に関わるとともに,編著者として数多く執筆しています。

 今回の講演では,飯村所長の豊富な経験を踏まえて,知的財産権訴訟の歴史的展開,立法的課題,外国の実情,裁判所の役割など多方面にわたる説明がされました。質疑応答では,今後の知的財産権訴訟の在り方等について,より踏み込んだ議論がされました。

写真:講演の様子