インドネシア知財セミナーへの参加

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 平成26年12月2日~3日,インドネシア共和国のジャカルタ市で,日本の独立行政法人国際協力機構(JICA)とインドネシア知的財産権総局(DGIRP)との共催のセミナー(Practice of Handling of IPR Court Cases in Indonesia)が開催され,知財高裁の清水節判事が出席し,2日間にわたり,講師を務めました。同セミナーの講師として,清水判事のほか,DGIPR特許局,意匠局,商標局の各審査官,インドネシア大学の教授等が,特許・意匠・商標関連訴訟についてそれぞれの立場から講義を行い,DGIPRの各局審査官,審判官60名,インドネシア最高裁判所の裁判官2名,ジャカルタ及び商事裁判所の裁判官20名,文民捜査官,検察官,警察官,IPコンサルタントを含む総勢140名が講義に出席しました。清水判事は,総論として,日本における知財訴訟の実情について講義を行い,さらに,各論として,特許関連訴訟における進歩性判断,意匠・商標関連訴訟における類否判断及び不正使用事例を中心とした講義を行いました。講義資料は,予めインドネシア語に翻訳されており,インドネシア語での同時通訳による講義及び意見交換が行われ,活発な質疑応答がされました。セミナーにおいては,参加者から,日本における知財の訴訟制度及び実情に関する高い関心が示されました。

写真:集合写真

写真:セミナーの様子その1

写真:セミナーの様子その2

写真:セミナーの様子その3