平成27年5月11日,WCO(世界税関機構)留学プログラムに係る留学生(世界18か国の税関職員19名)が,同プログラムの科目の一つである「知的財産侵害物品の水際取締り」の講義の一環として来庁しました。
一行は,はじめに,設樂隆一所長から,日本の知的財産訴訟の概要,特許権侵害訴訟におけるクレーム解釈の概要,特許無効の抗弁,均等論等,商標関係訴訟における具体的事例に基づく商標の類否判断など,専門性の高い説明を受けました。それに対し,留学生からは,管轄についてや知的財産関係事件における裁判所調査官制度などについて活発な質問がされました。その後,留学生たちは,裁判所職員の説明を受けながら,庁内を見学しました。