INTA2018年次総会への参加

 平成30年5月19日から23日まで,アメリカ合衆国シアトルにおいて,知的財産高等裁判所の関根澄子判事が国際商標協会(International Trademark Association, INTA)の年次総会に参加しました。INTAとは,商標権者及び商標に関する専門家により構成されたグローバルな団体であり,近時の年次総会には,毎年1万人を超える参加者が出席しています。

 関根判事は,Man Mohan デリー高等裁判所判事,Ralf Neugebauerデュッセルドルフ高等裁判所判事,Freyke de Bus ハーグ地方裁判所判事,Fidelma Macken 元アイルランド最高裁判事・元欧州司法裁判所判事,Elisabeth Ohmノルウェー特許庁審判部審判官,Eurico Dos Reisリスボン高等裁判所判事, Henry Brownカナダ連邦裁判所判事,Junli Xia中国最高人民法院部総括判事,Jose Ayu Prado Canalsパナマ最高裁判事,Kisu Kim韓国特許法院判事とともに,スピーカーとして,裁判官セッションに出席しました。

 このセッションでは,まず,公開セッションにおいて,たばこパッケージにおけるブランド表示の規制を題材として,各国の法制度を踏まえた意見交換を行いました。その後,スピーカーのみが参加する非公開のセッションにおいて,INTAの渉外関係担当マネージャーであるMs. Iris Guntherの司会進行の下で,各国の裁判官から提供された法律問題をテーマとして活発な議論を行うとともに,互いの親睦を深めました。

写真:年次総会に出席した様子1

写真:関根判事と各国からの参加者の集合写真