平成30年度JICA研修員の来庁

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 平成30年7月23日,JICA委託研修「経済発展を促す知的財産制度の改善に向けて」の研修員(バングラデシュ,カンボジア,エチオピア,メキシコ,ネパール,スリランカ,タンザニア,ケニヤの知的財産権を扱う実務家等10名)が来庁しました。

 一行は,法廷において弁論期日を傍聴した後,関根澄子判事から,知財高裁における特許訴訟の特徴,特許訴訟の専属管轄,特許権侵害訴訟における二段階審理,調査官制度及び専門委員制度,技術説明会の内容,大合議制度などについて説明を受けました。受講生からは,裁判官の専門的知見の獲得方法,調査官及び専門委員の事件関与の在り方,知財事件の平均審理期間等,幅広い事項につき,活発な質疑応答がされました。その後,一行は,高部眞規子知財高裁所長を表敬訪問し,裁判所調査官から,知的財産権事件における裁判所調査官の役割について,説明を受けました。

写真:関根判事と研修員ら10名の集合写真

写真:高部所長を表敬訪問する様子