欧州特許裁判官シンポジウムへの参加

トップ > 詳しく知りたい方へ > 論文等紹介 > トピックス一覧 > 欧州特許裁判官シンポジウムへの参加

 平成26年9月10日~12日,エストニア国タリン市で,第17回欧州特許裁判官シンポジウムが開催され,知財高裁の富田善範判事が出席しました。同シンポジウムは,欧州特許条約加盟国27カ国の特許担当裁判官と欧州特許庁の関係者約90名が出席し,設立が予定されている欧州統一特許裁判所の準備状況(規則の制定,裁判官の研修)についての報告と討議,統一特許裁判所の設立に伴って生じる法律問題,補充的保護証明書(Supplementary Protection Certificates)に関する判例の動向,具体的ケーススタディでの管轄や進歩性に関する討議,欧州各国における最近の動向の発表等,多彩な課題について活発な議論が行われました。富田判事は,ケーススタディでの討議に参加するとともに,各国の参加者と特許の課題や制度の違い等について議論を行いました。

写真:集合写真

写真:シンポジウムの様子