アメリカ連邦巡回控訴裁判所(CAFC)のProst長官等との対談

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 平成26年7月29日,知財高裁の設樂隆一所長がアメリカ連邦巡回控訴裁判所(United States Court of Appeals for the Federal Circuit)を訪問し,同裁判所のSharon Prost長官及びKimberly Moore判事と対談しました。
 設樂所長からは,Prost長官に対し,知財高裁で本年5月16日に判決がされた大合議事件(FRAND宣言をした標準特許に基づく損害賠償請求権の行使の可否及びライセンス料相当額が判断された事例)についての紹介と説明がされるとともに,両者の間で,最近の米国のCAFCの判決等についての意見交換が行われ,今後も相互に積極的な情報交換を続けていく旨が確認されました。
 また,Moore判事からは,CAFCの裁判官の任命手続やシニア・ジャッジ制度などについての説明がされ,日本の裁判所調査官制度とアメリカのロークラークとの違いなども話題になりました。

写真:集合写真