タイ中央知的財産国際取引裁判所裁判官及びタイ学生らの来庁

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 平成27年11月9日,タイ中央知的財産国際取引裁判所(The Central Intellectual Property and International Trade Court:CIPITC)の裁判官2名及びタイで行われた知的財産及び国際取引に関する模擬裁判の優勝者であるタマサート大学の学生4名の計6名が来庁しました。

 上記模擬裁判は,CIPITCが主催し,タイ知的財産局(DIP)及びJETORO等の共催によって行われたもので,大学生らは,その優勝褒章として日本への派遣研修の機会を得,その一環として来庁しました。

 一行は,最初に,日本の口頭弁論を傍聴し,当庁の裁判官から,日本の知的財産訴訟制度の特徴,最近の統計,無効の抗弁と無効審判の関係や最近の商標権・著作権に関する事件の紹介などの説明を受けました。

 その後,設樂隆一所長及び当庁の裁判官が同席して座談会が行われ,設樂所長から本年4月20日に開催されたシンポジウムにおいて,5カ国で行われた標準必須特許(SEP)に関する模擬裁判について説明がなされたほか,当庁の裁判官から裁判官の公平性確保のための制度や司法修習制度についての説明がなされました。また,一行は,裁判所調査官室を見学し,積極的な質疑応答が行われました。

写真:説明の様子

写真:集合写真