本年7月20日,21日の両日,米国ワシントン州シアトル市において,ワシントン大学(University of Washington)付属の知的財産法研究機関であるCASRIP(Center for Advandced Study and Research on Intellectual Property)が主催した国際会議である2007 High Technology Protection Summit に知財高裁の柴田義明判事が出席しました。
国際会議では,1日目に特許の進歩性についての討論が行われ,柴田判事は,「裁判所における進歩性(Nonobviousness in Courts)」のパネルディスカッションにおいて,日本における特許の進歩性について,発表を行いました。
今回の会議では,アメリカの連邦最高裁判所において特許の進歩性について判断した判決が出されてまもなかったこともあり,特許の進歩性についての議論が大いにされました。柴田判事の発表は,日本の裁判所における特許の進歩性についての考え方を説明するものとなりました。
写真:会場となったワシントン大学のWilliam H.Gates Hall