米国フォーダム大学において開催された国際会議への参加

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 平成25年4月4日及び5日,アメリカ合衆国ニューヨーク市所在のフォーダム大学ロースクールにおいて,第21回知的財産法及び政策に関する国際会議(21th Annual Conference on Intellectual Property Law & Policy)が開催され,当庁から小田真治判事が参加しました。

 この国際会議は,フォーダム大学ロースクールが主催する知的財産に関する国際会議であり,今年は第21回目を迎え,世界数十か国から,知的財産関連の裁判官,特許庁を含む政府関係者,弁護士,大学教授等が数百名参加し,多数のテーマについて報告及び討論が行われました。

 上記国際会議のプログラムは,参加者全員が一堂に会して行われる全体会(Plenary Session)と,同時並行で行われる分科会(Concurrent Sessions)で構成されています。

  小田判事は,全体会のうち「裁判官の視点」(Views from the Judges)に,各国の裁判官と共にパネリストとして参加し,我が国の知財訴訟が迅速かつ安定的に審理されており,国際的に見ても魅力的な裁判地となっていることを説明しました。また,小田判事は,分科会の一つである「スマートホン:フランド宣言,差止め,その他の問題」(Smartphones: FRAND, Injunction and Other Issues)にスピーカー及びパネリストとして参加し,「日本における近時の標準化必須特許及びフランド宣言に関する裁判例について」(Recent Japanese Cases Regarding Standard Essential Patents and FRAND Licensing Declaration)との演題で報告を行い,近時の我が国における裁判例や議論の状況を報告しました。

写真:国際会議の様子その1

写真:国際会議の様子その2