知財高裁研究会の開催(講師:東京地方裁判所・佐藤達文部総括判事:「特許法改正の審議状況(令和2年度)」,知的財産高等裁判所・髙部眞規子所長:「知的財産権訴訟ー現在・過去・未来)」(10月9日開催)

 令和2年10月9日,知財高裁研究会が開催され,東京地方裁判所知財部の佐藤達文部総括判事による「特許法改正の審議状況(令和2年度)」と題する講演と,知的財産高等裁判所の髙部眞規子所長(現高松高等裁判所長官)による「知的財産権訴訟ー現在・過去・未来」と題する講演が,テレビ会議システムを利用して行われました。

 佐藤達文講師からは,産業構造審議会知的財産分科会特許制度小委員会の「AI・IoT 技術の時代にふさわしい特許制度の在り方-中間とりまとめ-」に基づいて,特許法改正に関する最新の議論の状況を説明していただき,AI・IoT 技術の発展に伴う特許法制度の在り方に関する理解を深めることができました。

 また,髙部眞規子所長は,知的財産権訴訟のこれまでの変遷について背後にある理念を踏まえて説明するとともに将来の展望を述べました。

佐藤部長

高部所長