国際知財司法シンポジウム2020(JSIP2020)の開催

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 令和3年1月21日,国際知財司法シンポジウム2020(JSIP2020)が行われました。

 今回は,新型コロナウイルス感染症の拡大防止に配慮し,東京の会場に諸外国,機関の裁判官,審判官及び弁護士がオンラインで参加し,その模様をインターネットでライブ配信しました。

 開会にあたり,主催者を代表して,最高裁判所小池裕判事が挨拶しました。

 知財高裁が担当した裁判所パートでは,「特許権侵害訴訟における均等論の実情」及び「新型コロナウイルス感染症の影響下での裁判運営」をテーマとして,日本,アメリカ,イギリス,ドイツの裁判官及び弁護士がパネルディスカッションを行いました。

 「特許権侵害訴訟における均等論の実情」のテーマでは,中空ゴルフクラブヘッドに関する特許権の侵害訴訟を題材として,均等論に関する各国の法制度や実情の比較検討を行ったほか,「新型コロナウイルス感染症の影響下での裁判運営」のテーマでは,各国の新型コロナウイルス感染症の影響下における裁判運営の工夫に関する最新情報を交換することができ,有意義な機会となりました。