平成27年11月19日,中華人民共和国の全国人民代表大会常務委員会法制工作委員会国家法室の武増(Wu Zeng)主任ら12名が来庁しました。一行は,設楽隆一所長及び当庁の裁判官らから,知財高裁や特許関係訴訟の概要,特に,一行が高い関心を示した審決取消訴訟におけるいわゆる「キャッチボール現象」に対する対応や,無効審判制度と無効の抗弁との関係及び両制度が併存することによる課題への対策等について,詳しい説明を受けました。国家法室のメンバーからは,さらに,専門性が高い裁判官の育成の方法や,知財高裁の人的な体制などについて多くの質問がされ,活発な質疑応答が行われました。