知財高裁研究会の開催(講師:東京地裁・國分隆文部総括判事「商標法改正の審議状況(令和4年度)」、同・中島基至部総括判事「特許制度小委員会結果報告/米国 Fordham 大学出張報告」、同・都野道紀判事「WIPO知財担当判事フォーラムについて」、知財高裁・勝又来未子判事「韓国国際知財裁判所会議(IIPCC)について」)(6月30日開催)

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  •  令和5年6月30日、知財高裁研究会が開催され、東京地方裁判所・國分隆文部総括判事による「商標法改正の審議状況(令和4年度)」と題する講演、同裁判所・中島基至部総括判事による「特許制度小委員会結果報告/米国 Fordham 大学出張報告」と題する講演、同裁判所・都野道紀判事による「WIPO知財担当判事フォーラムについて」と題する講演、知的財産高等裁判所・勝又来未子判事による「韓国国際知財裁判所会議(IIPCC)について」と題する講演が行われました。
     國分講師及び中島講師からは、令和4年度の産業構造審議会知的財産分科会の商標制度小委員会及び特許制度小委員会における審議についての興味深いご説明があり、産業界の問題意識や法改正に向けた議論の現状等について理解を深めることができました。
     その後、中島講師、都野講師及び勝又講師から、それぞれ外国出張報告がされました。中島講師からは、令和5年4月13日及び14日に米国フォーダム大学で開催された国際会議において、日本の知財調停に関する発表をし、他の参加者らから知財調停の実際について様々な質問を受けるなどがされ、日本の知財調停の制度が世界各国の裁判官や実務家から広く関心を集めた旨の報告がされました。都野講師からは、令和4年11月16日~18日にスイス・ジュネーブで開催されたWIPO知財担当判事フォーラムへの参加報告がされました。勝又講師からは、同月9日及び10日に韓国・テジョンで開催された韓国国際知財裁判所会議への参加報告がされました。諸外国の裁判の実情を知る機会を得るとともに、裁判官が我が国の法制度について海外に積極的に発信していることを知ることができました。

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