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- 2024年9月13日、独日法律家協会、日本弁理士会、日本弁護士連合会、弁護士知財ネット、明治大学知的財産法政策研究所、一般社団法人日本国際知的財産保護協会が共催する「国際シンポジウム -欧州統一特許裁判所の最新事情-」が開催され、知的財産高等裁判所の本多知成所長、東京地方裁判所の中島基至部総括判事らが参加しました。
同シンポジウムにおいては、本多知成所長らの開会の挨拶に続いて、欧州統一特許裁判所(UPC)の控訴裁判所長官であるKlaus Grabinski判事が、欧州統一特許裁判所の現状につき基調講演をしたほか、Grabinski判事自身が裁判官役を務める模擬裁判が行われました。
その後、Grabinski判事、中島基至部総括判事らがパネルディスカッションに登壇し、UPCの模擬裁判を踏まえ、① 審理運営の方式、 ② クレーム解釈の手法(公知技術、出願経過等の参酌)、③ 無効主張に関する手続と効果(対世効の有無等)、④ 仮処分手続、⑤ 越境侵害(属地主義)等という観点から、UPCと日本の裁判所との比較検討を行うなど、終始活発な議論がされ、相互理解を深めました。