ジュネーブにおけるWIPO第5回知財担当判事フォーラム(Intellectual Property Judges Forum)への参加(11月16日から18日)

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  •  令和4年11月16日から18日にかけて、スイス国ジュネーブ所在の世界知的所有権機関(WIPO)本部において第5回知財担当判事フォーラム(Intellectual Property Judges Forum)が開催され、知的財産高等裁判所の都野道紀判事が出席しました。
     同フォーラムは、加速化する技術革新及び国境を越えた知的財産の利用によってもたらされる喫緊の課題について、世界中の裁判官が専門知識を交換する場を提供することを目的としており、オンライン参加も含め、99か国から381名の裁判官・元裁判官が参加しました。
     都野判事は、「知財事件における判決書(Judgment Writing in IP Cases)」をテーマとするセッションに、パネリストとして参加しました。同セッションでは、知財事件における判決の特徴や、良い判決書の要素等について、各パネリストからのプレゼンテーションのほか、パネルディスカッションが行われました。都野判事は、我が国の民事訴訟事件における判決書の基本的な構成や争点整理手続を紹介するとともに、侵害訴訟における無効論への言及の仕方や誰を判決書の読み手として想定すべきかなどの問題について、他のパネリストとの間で活発な意見交換を行いました。