アメリカ知的財産法協会代表団の来庁

トップ > 詳しく知りたい方へ > 国際交流 > 国際交流(2019年) > アメリカ知的財産法協会代表団の来庁

 平成31年4月10日,アメリカ知的財産法協会(American Intellectual Property Law Association。AIPLA)の代表団が当庁を訪問し,当庁及び東京地裁知財部の裁判官との間で意見交換会を行いました。AIPLAは,1897年に創設され,主として知的財産権に関係する約1万4000人の法律家から構成される団体で,今回は30回目の意見交換会となります。

 意見交換会では,高部眞規子知財高裁所長及びAIPLAの会長であるSheldon Klein氏からの挨拶の後,AIPLA側から,John Johnson氏が「特許関係の二つの最高裁判例について」(Discussion on Two Supreme Court Patent Cases)というテーマで,Daphne Lainson氏が「医薬品発明の特許性についての近時の判例」(Recent US Case Law Addressing the Patentability of Pharmaceutical Inventions)というテーマで,それぞれプレゼンテーションを行いました。

 当庁からは,高部所長が「日本における証拠収集」(Collection of evidence in Japan)(PDF7035KB)というテーマで,古河謙一判事が商標におけるパッシングオフ(Passing off)(PDF4869KB)について,それぞれプレゼンテーションを行いました。

 その後,双方から,上記各プレゼンテーションの内容に関して,IPRの導入が米国の特許侵害訴訟実務に与えた影響,日本における証拠収集手続の実務等について,活発な質疑応答や意見交換がされました。

写真:意見交換会の様子その1

写真:意見交換会の様子その2

写真:意見交換会の様子その3

写真:意見交換会の様子その4

写真:意見交換会の様子その5