ジュネーブにおけるWIPO第2回知財担当判事フォーラム(Intellectual Property Judges Forum)への参加(11月13日から11月15日)

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 令和元年11月13日から15日にかけて,スイス国ジュネーブ所在の世界知的所有権機関(WIPO)本部において第2回知財担当判事フォーラム(Intellectual Property Judges Forum)が開催され,知的財産高等裁判所の高橋彩判事が出席しました。
 同フォーラムは,急速な技術革新及び加速する知的財産の国際的な利用に伴い,世界中の裁判官が直面する共通の課題についての情報交換の場を提供するとともに,各国の知財司法におけるキャパシティビルディングを図ることを目的としています。同フォーラムには,世界合計74か国から約130名の裁判官・元裁判官が参加しました。
 高橋判事は,特許における新たな問題(Emerging issues in patent)と題するセッションに,スピーカーとして参加しました。同セッションでは,特許適格性に関する最新の問題,特許法と独占禁止法の交錯の問題に関して,パネルディスカッションが行われました。高橋判事は,特許適格性についての我が国の裁判例を紹介するとともに,特許適格性判断の予見可能性の重要性や,特許の有効性判断における特許適格性の要件とその他の特許要件の位置づけについて,他のパネリストとの間で活発な意見交換を行いました。

写真:WIPO第2回知財担当判事フォーラム

写真:WIPO第2回知財担当判事フォーラム